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名所旧跡雑感

概要

名所旧跡とは、BtS版で新しく追加された要素で、マップ生成時にランダムで設置される世界に1つしかないタイル整備の一種である。

名所旧跡には様々なメリット・デメリットがある。カスタムのオプションによって、全ての名所旧跡が生成されるようにも出来るし、全く生成しないようにすることも可能である。どちらも選ばなかった場合、全ての名所旧跡のうちから幾つかがランダムで生成される。

マナを供給するもの

名所旧跡の中には、ルートをひくだけで即時マナを供給してくれるものもある。

ただし、マナの供給を得るにはエーテルの知識を研究している必要がある。 マナノードの数は限られているので、自国に近いものであれば活用したいところである。

暴かれた玄室

暴かれた玄室は死のマナを供給してくれる。

死のマナは壁として重宝する骸骨の召喚や実質大魔道の数を増やせる不死の秘法のために必要で(外交的なデメリットはあるが)できれば欲しいところである。

かつては、この玄室には不死の転生者バルバトスという先客が居たが、ver0.34以降ではすぐそばにいたら滅亡確実というあまりの強さにバルバトス自体の存在が封印され、発掘可能な遺跡となった。もちろん発掘後も死のマナを出す特性はそのまま残る。

そびえ立つ巨石(Standing Stones)

そびえ立つ巨石は大地のマナを供給してくれるとともに、これを都市圏に含む都市に幸福+1をもたらす。

大地の呪文はどれも地味だが、支配の塔を作る過程で必要になるし、大地のマナの数だけ新しく資源の沸く確率が増えるので、確保できそうならばしておいたほうが良い。

天界の鏡

天界の鏡は様々な恩恵をもたらしてくれる。

太陽のマナを供給し、都市圏に含む都市に幸福+1、鏡が存在するタイルのハンマー出力+3、鏡が存在するタイルに+25%の地形ボーナスと+6というでたらめな視界までついてくる。

太陽のマナが必要な時はもちろん、比類なき歩哨塔として機能することは見逃せない。

熾天使の火葬

熾天使の火葬は火のマナを供給してくれる。

火のマナはこのゲームの主力といっても過言ではない火の玉や炎の精霊の呪文に欠かすことができず、非常に重要なマナと言えるだろう。

これを破壊することで黄金期が発動するクエストも存在する。

また、天使の昇進を持つユニットはこのタイルで生贄に捧げることができる。

生贄としたユニットは失われるが、代わりに1体の炎の精霊を得ることができる(英雄ユニットの天使を捧げれば7体を得られる)。

ver0.34以降は暴かれた玄室と同様に探索可能な遺跡となった。

スケルスの墓所

スケルスの墓所は生命のマナを供給するとともに、これを都市圏に含む都市に幸福+1をもたらす。

また、このタイルに駐留するユニットの回復を25%早めてくれる。

生命のマナは生命の魔法に使用するほか、一つにつき衛生を1ずつ改善してくれるので悪くない。

荒涼たる死

荒涼たる死は、このタイルへ一番最初に進入したユニットの文明にイベントを発生させる。

殆どの文明ではこのイベントによる恩恵を受けられないが、アムリテの場合は黄金期を発動することができ、イリアンの場合は攻撃志向を恒久的に追加することができる。

その二国に取られないように、.41現在ではAIは自国の都市圏に入っていても積極的には踏まないこともかねて、見かけたらとりあえず踏んでおきたい。

また、ver0.34以降、氷のマナを供給してくれるようになった。イリアン以外ではこれがないと氷の魔法を使うことが出来ない。氷Ⅲの魔法はかなり強力なので可能ならば奪うことも視野に入れておきたいところ。

産出力が向上するもの

名所旧跡には、所有するテクノロジーに応じてそのタイルの産出力を向上させてくれるものもある。

整備に時間がかからずに他のタイル整備よりも格段に産出力の向上するこれらはぜひ押さえておきたい。

パトリアの名残

祖国の名残はハンマーを増やしてくれる。

対応テクノロジーは教育と封建制。

最大増加量になるのは若干遅めだが、ユニットの生産にさまざまな建造物が必要となるFfHでは、ハンマーが増えるタイルは多いに越したことはない。
都市の最大人数が少ない序盤に特に役に立つ名所だ。市民一人だけで教育後にハンマーが5入るのは序盤としてはかなり大きい。

さらに、都市の幸福を+3も増やしてくれる。幸福管理の厳しいFfHでは嬉しいところ。

竜骨の化石

竜骨の化石はコインを増やしてくれる。

対応するテクノロジーは建設と交易。

建設はジャングル伐採の衛生施設の過程で、交易はテクノロジー交換のため、それぞれ研究する重要性も高く、最大産出力に到達するのもほかの生産向上系名所に比べて速い。

都市の幸福に+1されるほか、象牙を供給してくれるので、全体的な幸福向上にも役立ってくれる。

ユグドラシルの樹

ユグドラシルの樹は食料を増やしてくれる。

対応するテクノロジーは深き森への道と自然との共生。

対応テクノロジーがどちらも重めとはいえ、食糧+7はハッキリ言ってチートである。
パトリアの名残とは逆に、幸福管理に余裕ができ、専門家を多く雇えるようになる終盤に特に役に立つ名所である。

草原のど真ん中にあり、同じ都市圏の中にほかの食料資源なんかもあった日にはその地は偉人都市としての未来を約束されていると言って良い。

都市の幸福に+1されるほか、ここからしか取れない資源のユグドラシルの果実(衛生+2、幸福+1)の存在も大きい。

少々無理な拡張をしてでも自国内に確保しておきたい。

その他

その他にも名所旧跡には様々な効果を持つものがある。

オディオの牢獄

オディオの牢獄は存在するタイルから半径3タイル以内のすべてのユニットに+25%の戦闘力を与える。

敵も味方もお構いなしに増えるので正直微妙である。

自国の内側に牢獄があり、そこから3タイル目に都市があるなど、自軍にのみ影響がある場合なら防衛力の一助にはなるだろう。

(同様に戦闘力の支援効果のあるタイル整備である城塞は、+15%に留まる)

最もタイル整備できない分、産出力が落ちてしまうし、城塞等と違ってタイル自体の防御力を増やしてはくれないが。

カルセルの輪光

カルセルの輪光は大天使ブリジットを閉じ込める牢獄で、レベル15以上のユニットでないと、そのタイルへ侵入することができない。

ひとたび侵入してブリジットを解放すると彼女はあなたの軍に加わってくれるが、レベル15というハードルがネックである。

FfHではレベルが上がりやすいと言ってもレベル15ともなると戦争に次ぐ戦争か、国籍秘匿ユニットで延々嫌がらせでもし続けない限り到底たどり着けない。

ブリジットは、炎マナへの親和力があり、また死んでも首都で復活するなど、強力なユニットである。しかし、15レベルのユニットを獲得出来ている状況では趨勢は既に決している場合が多く、十分に活躍することはなかなか無い。

なお、国籍秘匿の昇進を持つユニットは国籍宣言しておかないと問答無用で殺してしまうので注意。

プリスティン峠の道祖神(Guardian of Pristin Pass)

プリスティン峠の道祖神は、近くを通り過ぎると3体の蛮族ガーゴイルが出現する。

戦闘力8の複数ユニットは、序盤では対処のしようがないのでひたすら逃げよう。

もしかするとほかの文明がガーゴイルを起こしていて、道祖神を見る前にガーゴイルに鉢合わせするかもしれないが、それは事故だと思ってあきらめよう。

幸いにも1度彼らを起こしたら、2度目は起きないようだ。

もし、ガーゴイルが蛮族都市に合流してしまった場合、その都市を落とすのは当分の間お預けになるだろう。

名所旧跡では珍しく、山岳上に生成される。

涙の池

涙の池はユニットの回復力を+50%してくれ、また近隣の都市の満足を+1してくれる。

FfHでは蛮族や野生動物の活動が活発なため、探索や蛮族の迎撃で傷を負うことはしょっちゅうなので、いち早く回復し、次の任務に向かえるのはありがたいところ。

また、毒、病気、衰弱を回復させてくれる効果もある。司祭ユニットを生産出来るようになる前にこれらのバッドステータスで困っていたら、涙の池へ向かうのも一つの手である。

大渦潮

大渦潮はそのタイルへ侵入した船舶を破壊、もしくはダメージを与えた上で別の海域へ転移させる。
「海域」には「氷棚」も含まれており、氷棚に飛ばされてしまった場合は飛行等がなければ移動不可能となる。

進軍ルートに大渦潮があるのに、うっかりスタックの移動ルートを予約してしまい、戦う前から壊滅させた、などということがないようにしたい。

偶に進入したユニットに変異を起こす。

アイフォンの島

物語上では、かつて存在していたアイフォンという種族の島。

ver0.34以降は航海ユニットで探索可能な遺跡のような存在となった。

基本的にとても良いことか、とても悪いことしか起きない。

大体の場合、良いことは偉人の発見、テクノロジー発掘などであり、悪いことは強大な敵の出現となる。

ブラデリンの井戸

ver0.34以降は探索可能な遺跡のような存在となっている。

基本的にとても良いことか、とても悪いことしか起きない。

大体の場合、良いことは偉人の発見、テクノロジー発掘などであり、悪いことは強大な敵の出現となる。

七本松

七本松を所有する文明は、ユニットを七本松に配置して「和平」を選択することで、現在交戦中の文明と無条件で和平を行うことが出来る。この時、も半減する。

ただしゲーム中一回しか使えないので注意。 また、通常の停戦のような10ターンの平和条約も発生しない。

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