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遺産雑感

世界遺産

動物博覧会

熊:森林 狼:森林、ツンドラ 虎:ジャングル ゴリラ:ジャングル ライオン:砂漠、平原 と発生地域がバラバラな上、捕獲できる頃には殆ど消滅している動物を5種類も集めなければならないという条件の厳しさ。その難易度の高さは栄誉の殿堂でも1、2を争うほどだろう。
効果も労力に見合ったものとはとても言い難く実用性は皆無である。
通常プレイでは全く忘れて良いが、その建設難易度故、作ること自体にロマンを感じる者もいる。
後述の大儀式、自然の反乱を使うと建設は比較的容易になるが、対費用効果に見合うかというとやはり疑問が残る。

アレクサンドリア図書館

本家アレク図書館の効果に賢者強化まで付いている。
陳腐化しないため研究のブーストには非常に有効だが、必然的に偉大な賢者が多く排出されるため祭壇勝利を狙う場合等、特定の偉人排出を狙いたい際には邪魔になることもある点に注意。
特に宗教を創始した場合は建設前に偉大な預言者を確保しておいた方がよい。

地獄全書

本家オラクルよりもコストは高いが、本家と違い専用ルートなので解禁技術の地獄の契約を秘匿しておけば楽に取れる。Ffh2ではテクノロジーのコストが倍々ゲームで増えていくので出来るだけ終盤の技術を取りたい所。ミスリルの加工あたりが吉。
実は前提条件にヴェールが入っていないので、地獄の契約の研究を完了次第改宗して他宗教でゆっくり建設するという事も可能である。
完成時にバロールが襲ってくることがある。装備品としても使えるが、1ターン召喚だったり、勝手に発狂したり、挙句の果てには死んだりする。使い道は無い。

シロナの祭殿

常に戦いを挑む様な戦闘国家向けの遺産。スタックに対する回復量でも上位司祭の回復魔法に及ばず、普通は偉大な預言者ポイントを稼ぐ程度の役にしか立たないだろう。
シャドウ(エススの枢密院が必要)や殺し屋アラズカンなどの国籍秘匿ユニットを回復させ、死ににくくすると言う使い道もあり。
英雄無双をやりたいのならばぜひ。

ニルホーン条約

丘巨人を三体自国に配備する。
丘巨人の戦闘力は7で、ごく初期の段階では強い部類に入るユニット。国籍秘匿を生かした嫌がらせも出来る。
しかし武器を装備する事が出来ず、防御補正も受けられず、経験値も0の状態で配備されるので、戦闘術 II・青銅器付き剣士(=戦闘力7)あたりに攻撃されるとあっさり死ぬ。500ハンマーもつぎ込んでまで彼等を生産する意義があるかは正直微妙。国籍秘匿を外して蛮族対策でもさせておくくらいか。
換金目当てで余ったハンマーを投じておくというのが正しい使い道かもしれない。 攻城兵器が生産できないエルフ文明の場合は序盤に手に入れられる唯一の砲撃可能ユニットなので、若干価値は高まる。
尚、カシエルが居る場合はこの遺産の存在は忘れよう。ほぼ100%先を越される事になる。

ラグナロクの預言

アポカリプス達成用遺産。
もれなく荒廃とアルマゲドン四天王、復讐の化身が付いてくるので建てるからには万全の対策を忘れずに。
微量ながら預言者のポイントを発生させるが、それ目的で建てるのはオススメしない。
敢えて自文明で先に独占し、ユニットを生産しないことでーの増加を抑止するという使い方もあるが…。

ティターンの巨像

本家ペンタゴン。
昇進の威力の大きいFfHではとても強力だが、AIが軍事戦略を優先して取る傾向にあるので建設は難しいかもしれない。とはいえ、軍事戦略は都市襲撃・都市防御昇進や民族叙事詩を解禁する重要技術であるし、銅があれば優先的に狙うのもいいだろう。

天球の羅針盤

解禁技術がネックだが、大儀式を大いに活用するつもりなら取っておきたい。
イリアンでオーリック無双したい場合は必須。

九人衆ギルド

かつてのギルドが世界遺産になった。ギルドの時のように他の都市に広める必要は無い。
強さ6の勇士が緊急生産で540ゴールドかかるのに対して強さ5の傭兵はたったの180ゴールド(ver0.34までは120ゴールドだったのでより凶悪だった)という破格のコストパフォーマンスを誇る。更に都市単位ではなくユニット単位で雇う形式なので、金があればそのターン内にユニット分だけいくらでも雇える上、死んでも厭戦感情が発生しないというおまけまで付いてくるのだ。挙句の果てにヒッパスでは更に性能が上がる凶悪ぶり。
制覇征服勝利に狙いを定めたら、ミスリルの武具を着けて(最悪ガル=デュールの鉱山で鉄を供給できるので、敢えてミスリルの加工にいかない手も有り。)、偉大な商人や金銭100%で金を生み出してガンガン雇い、他国を蹂躙すべし。率先して狙う価値の高い優良遺産である。

九王者の騎獣

騎乗ユニットが最初からレベル4の状態で生産出来るのは強いが、解禁技術が遅いのがネック。ヒッパスの場合は絶対に建設すべき遺産。

ネクサス

全都市に黒曜石の門を配備する遺産。
が、いかんせん登場が終盤である、1ターンに1ユニットしか利用できない、使用したユニットは行動完了になるなどにより、使い難さは否めない。
英雄や大魔道など、希少なユニットの輸送に使用しよう。
海上輸送が必要になるマップでは、利用価値が高くなる。

ちょっと変わった使い方としては…
予言の塔または地獄全書により「エーテル移動」を取得する方法もある。
また本家の飛行機輸送と異なり、移動元では1ユニットしか運べないが、移動先での受け入れユニット数は無制限となっている。
このことにより奇襲を受けた場合や、占領直後の都市に各都市から防衛用ユニットを集結、または反乱鎮圧&布教用の宣教師をまとめて輸送する、「不死鳥の血」で蘇ったユニットをすぐ前線に送る、等の使い道が考えられる。

ファロス灯台

本家ファロスと使い勝手は殆ど変わらない。当然群島マップでの強さも変わらない。群島マップでは是非取りたい遺産。

マーキュリアンの門

天界よりマーキュリアンを呼び出す遺産。
門を建てたプレイヤーは、以後マーキュリアンとしてプレイを続行する選択肢が与えられる。
同時に厭戦感情を下げる効果を持つが、大抵は次のターンにバシウムに接収されてしまう。
マーキュリアンは呼び出した文明のチームとしてゲーム終了まで協力関係となるため、以後、ゲームを有利に展開することができるだろう。
バシウムはヴェールの文明と自動的に交戦状態になるため、チームである自文明も戦争に巻き込まれることになる。
防衛体制を整えてから建てるべき。
なお、善宗教(秩序の修道会・至光なる天空・キルモフ)がさっぱり広まっていない世界でのマーキュリアンはただの弱小文明なので建設を控えたほうがよい。

モッカの大釜

その都市で死亡(削除は不可)したユニットを肉のゴーレムに変換する。
かつてはバルセラフのUBである闘技場で経験値を与えつつ簡単に死亡させられたので、昇進付き肉のゴーレムを容易に作成できたのだが、0.34h現在ではその技が不可能になっている。
せいぜい都市が落ちにくくなる程度の効果しかなくなり、実用性は大幅に低下した。

国王記念館

本家システィナの無印版仕様。
文化勝利に多少貢献する以外に使い道は余り無い。

夢の劇場

国王記念館の吟遊詩人だけバージョン。
前提となる劇場が重過ぎるので国王記念館より一層価値が劣る。

禁書の地下墓所

魔術師ギルドは建設コストがそんなに高くないし、これを建設するための余剰分のハンマーでアデプトを揃えた方がいいので価値は低い。

スケルスの鉱泉

本家空中庭園を強化した性能。人口増大効果は無い。
この遺産の真価は戦闘国家でこそ発揮される。ダメージを受けたとしても、すぐに戦列復帰して敵を蹂躙する事が可能。また、病気を取り除いてくれるのも大きい。腐った死体や病魔メアリーも怖くない。
逆に言えば、戦争の予定が無い場合は無理して建設する必要の無い遺産だと言える。衛生ボーナスがつくのはありがたいが…。

魂の溶鉱炉

周囲で倒されたユニットを生産力に変換する遺産である…が誤差程度である。
そもそも性質上、最前線に建てる必要があるが、最前線が固定されるということはまず無い。
死のマナと、偉大な技師ポイントは消費するハンマーに見合った価値がある。
本来の効果は忘れてハンマーの余った後方都市で建ててしまおう。

テンポランス神殿

本家ノートルダム…と思いきや何故か無印版仕様。
費用対効果が悪すぎるので建てる必要性は低い。比較的多くの指導者が好む傾向にある。

ガル=デュールの鉱山

鉄を3つも供給してくれる上、増やしづらい技師枠も3つ増やしてくれる。
Ffh2では大技師の価値が極めて高いので、それを生産しやすくなるこの遺産は大いに有用である。
ネックなのは、キルモフのルーンを国教にしていないと建設出来ない(千仞の尾根のテクノロジーも必要)事と、衛生が死ぬ事。キルモフ自体は強力な宗教だが大幅な寄り道を余儀なくされるのが難点。しかし、一時的に改宗してでも建設する価値はある。
なお、ルシュイアープとカザードは鉄の価値が他文明よりも高いため無い場合は是非とも建設したい。

物見の塔

本家ラシュモア山プラスアルファ。
犯罪率も下げるが、ver0.34になって各種ギルドが廃止された事により、犯罪率の価値が一層下落した。そもそも犯罪率が関わって来るのはランダムイベントだけ。国家経営にはほとんど意味を成さない。
生産されたユニットに歩哨の昇進を与える効果もある。建てるならば生産都市に建てておきたい。

竜骨の宮殿

本家タージマハル。
Ffh2の黄金期は最初からマウソロス効果で12ターンなのでおいしい。が、コストの高さも相変わらず。大理石が無ければ無視してもいいだろう。

愉悦の塔

本家グローブ座の強化版。これぞ洗脳施設といった感じである。
この遺産の真価はやはりOCCをやる時にあるのだが、深海の旧支配者で無いと建設出来ないのがネック。だが、一時的に改宗してこれを建設するだけの価値はある。特に、森林満載のエルフがこれとスラム街と大自然の守護者を併用したら、凄まじい人口爆発が起こる事になる。
維持費削減も地味にありがたい。

アハリエンの宝冠

Ffh2におけるオックスフォードだが、前提条件が無いので本家よりも作りやすい上、持ち運び可能なので生産都市で建造可能なのが嬉しい。オックスフォードと違い世界遺産なので他国に取られるとダメージが大きい。研究増幅施設が少ないFfh2において大変役立つので是非優先したいところ。

シリヴェンの完璧なる竪琴

持ち運び可能なエルミタージュな以外はアハリエンの宝冠と変わらず。文化勝利用。
3都市の文化値の推移を見つつ、必要な場所に竪琴を移動することで、より早く文化勝利を達成できるだろう。

アウレウスの竈

無償で武器屋(軍事ユニット生産補正あり)を全都市に配備してくれるのはありがたいのだが、いかんせん1500ハンマーは重過ぎる。
武器屋自体300ハンマーと言う重い建造物だし、軍事ユニットの生産を大きく促進してくれる事も考えれば建設する価値は充分あるが…。
ver0.40では武器屋と一緒にリストラされました。

遠目と早耳の情報網

本家インターネットプラスアルファ。
インターネットとしての効果は、通行条約が必要と言う条件がついた事から若干弱体化しているのだが、同時に全ライバルの技術開発を見る事が出来るのが大きい。宿屋を作らなければいけないのは厳しいが、それでも建設する価値は大きい。
チームを組んで技術を共有しているマーキュリアンなどの文明もそれぞれ1文明として数えられるのは覚えておくといい。

竜の財宝

アケロン様の財宝。
持ち運び出来るのはありがたいし、金と宝石が無い場合もありがたい。文化を産出してくれるのも良い。武器強化も素晴らしい。だが、アケロン様を倒すだけの力を蓄える頃には、これらの効果もあまり意味が無くなっている状況になっている事が多い。
FfH2の昔のバージョンではミスリルも入手できた。これならば有力だったのだが…。

ただし残り火一族ならば、蛮族に宣戦布告してから世界呪文「一族のために!」を使うことで高確率で入手できる。序盤から入手できると戦争・内政ともに活用できるので狙う価値はある。

広大な貧民街

クリオテイテ効果を一都市だけ味わえる。
普通にやっても強力だが、特に強力なのはエルフでOCCをやる時だろう。これと愉悦の塔を組み合わせる事によって、最終的にはクリオテイテを凌駕する内政力を有する事が出来る。建設する都市の吟味は慎重に行おう。

ヘロンの玉座

本家モアイ像。漁業と言う早い段階で解禁される。ラヌーンでプレーする時は必須と言って良い。
本家と違って国家遺産でないことに注意。その代わり偉人プールの汚染を引き起こさない。ぐずぐずしているとAIに取られてしまう。
特にラヌーンがAIとして存在する場合は早期に取られるであろうから、忘れるべし。

ギルド・オブ・ハンマーズ

かつてのギルドの名残。
全都市に鍛冶屋を供給してくれるのは普通にありがたい。ガル=デュールの鉱山と組み合わせたらかなり強力な遺産となる。大技師ポイントもおいしい。

縛鎖の柱

都市のからハンマーが得られ、厭戦感情もほんの少し下がる。社会制度の弱肉強食と組み合わせた人口爆発を利用すれば、それなりのハンマーを得られるようになる。
それ以外では余り有効な使い道は無い。
しかし、都市の人口分のハンマーが手に入ると考えると、悪くは無いようにも思える。
愉悦の塔や、揺るぎない指令との相性は最悪なので、建造する際にはくれぐれも注意を。
残念ながら、カラビムの領主邸による効果とは重複しない。

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