知らなかったり使わなくとも困らなかったり状況を大きく左右することはないけれど、使えると楽になるプレイ上のコツや、豆知識、小技をまとめる。
都市出しや都市改善の計画などに役立つマップへのマーキング技がOACでは使える。
OAC特有の機能ではなくBtSやBUGMODなどにも付いている機能だが一部はより洗練されて使いやすくなっている。
Alt-S*1はマップ上の1タイルに標識を立てるコマンド。
BtS標準で使える機能。通常の手順は非常に面倒くさくて使いづらいので、このショートカットを覚えることをお勧めする。
また、非常に短時間のマーキングの場合はPキーによる発信コマンドも使える。
使い方の一例
余談だが名所旧跡についているラベルも同じ手段を用いており、名所旧跡のラベル上書きは出来ないように制限されている模様。
Alt-X*1はマップ上に都市圏を示す図形標識を立てるコマンド。
都市圏のサイズは2で固定であり大都市志向には対応できない。
使い方の一例
何もないところから湧き出てくる蛮族。この現象は規則に従って起きているので、規則を知れば湧きを最小限に抑えることもできる。
視界外から出現する蛮族ユニットは、下のいずれかを満たすタイルからは湧き出さない。
視界外に出現する蛮族都市は、下のいずれかを満たすタイルには作られない。
ユニット湧きは既存のユニットにより大幅に抑えられる。特に蛮族ユニットによる制止も効くので蛮族砦や強力な野生動物も活用できる点が良し。あるいは鷹による視界確保は非常に有用。自動派遣も利用すれば安定して防止することが出来るし、古代の塔と組み合わせれば非常に広範囲を楽にカバーできる。なお、古代の塔に関しては飛行ユニットであれば良いので召喚したグリフォンも有効。
なお、オルタスなどのイベント出現蛮族やヒポグリフ・クラーケンは別の規則に従って出現するので上記に当てはまらない。
大都市志向や広大な貧民街を建てた都市で3タイル目の市民配置変更に困ったときは"視野"を調整してみよう。メインスクリーンの右上にあるスライダーで変更できるこれは、ズームとは異なり都市画面にも影響を及ぼす。数値を大きくすれば視野が広くなり都市画面に入ったときでも引いた位置から眺められる。適切な数値に設定すれば3マス目の市民配置はもちろん産出数値の確認も出来るようになるだろう。
もしも視野を調整するスライダーが見当たらない場合はオプションでオフになっている。BUGMODの設定を開いて(Ctrl-Alt-O)、マップ→その他→"視野"にチェックを入れよう。調整したはずの視野がプレイの度に戻ってしまう場合は"視野を記憶"にチェックしよう。
ゲームルールの詳細を調査したり、AIの動作チェック、AIプレイの観戦などに利用できる機能をまとめる。
これらは通常プレイの最中には使用しないが、ゲームの合間の息抜きやより細かな仕様の理解などに使える。
「World Builder」(ワールドビルダー)はCiv4標準装備の調査ツール。[Ctrl-W]で呼び出せる。OACに置いても機能面で変更された点はないが、非公式開発版に限り追加された機能があるので、ここではそれを紹介する。
Shift-Ctrl-Xは入力したターン数だけ、AIに操作を委ねるオートプレイコマンド。オートプレイ中の思考は通常AIと同じだがハンデは人間と同じ*2になる(同盟したAIと同じような形)。
これを使えばAIの挙動を確認したり、AIオンリーのエレバスを眺めたり出来る。操作文明が滅んでしまえばそこで終了となるので、開始前にWBで盛り立ててあげたり氷棚で隔離したりと手を加えることもある。オートプレイ中の勝利や敗北なども、栄誉の殿堂や戦果の殿堂にしっかりと記録されてしまう点は注意。
ちなみに完全に人間の手の入らないエレバスの実現は簡単ではない。オートプレイの終了ごとに他国から外交の手が伸ばされるので、そこで人の手が介在してしまう。それを避けようとオートターン数を伸ばすと、何が起きたか確認しづらくなるし、マップ中にポップアップアイコンが残って挙動が重くなる。氷棚隔離は当然ながら観戦に不向き。
なおCivilizationIV.iniのAutorunの数値を1に設定するとプレイ開始早々からオートプレイが開始される。こちらでは勝利者が決まるまでオートプレイを止める手段が[Pause/Break]キーに限られPause中のWBでしか介入できないが戦果の殿堂には記録されない。
Shift-Ctrl-Lは操作文明を変更するコマンド。動作確認やCtDポイントの調査、オートプレイ中に操作文明が滅びそうで乗り換える時に使える。