OACの導入における注意点を紹介します。
動作環境
OACはFfH2 0.41o 日本語版のMODMODです。FfH2に上書きする形でインストールします。それゆえ動作環境もFfH2 0.41o 日本語版に準拠します。
すなわち日本語版BtS 3.19が動作環境になります。
素のFfH2を動かせるBtS英語版やCiv4バニラ日本語版でもOACは動作しません。
ver.0.51aより日本語化した英語版およびSteam版BtSでも動作するようになりました。なお、英語版BtS・Steam版BtSの日本語化に関してはciv4 multi WIKIで取り扱っていますのでそちらへどうぞ。
OAC
ダウンロード
- 配布場所
- 最新版から古いバージョンまで全て作者のOneDriveに置いてあります。
- 開発版→[最新]ver○○とフォルダを辿ることで最新版を、安定版→[最新]ver○○とフォルダを辿ることで安定版を入手できます。
- fall from heaven 2 ver0.41 'o' とあるフォルダの中身は「FfH2 ver.0.41oに日本語化パッチを当てた状態」でパッケージ化したものです。正規手段での入手がうまくできない場合はここからダウンロードするのもいいでしょう。
- ファイルの解凍
- OACでは分割ZIPファイルやRARファイルで配布されているものがあります。
- いずれも圧縮ファイルですから使用するためには予め解凍する必要があります。さらにウィンドウズ標準では解凍できないので、対応する解凍ソフトを用意する必要があります。
- 拡張子が連番のファイルはまとめて1つのファイルであると考えて下さい。全ての連番ファイルを同じフォルダに格納し頭のファイルを選択することで展開可能です。以降の番号は自動的に一緒に解凍されます。
- full パッケージと patch
- メジャーアップデートは full パッケージ、マイナーアップデートは patch にてファイルを提供しています。
- patch だけではインストールできません。必ず対応した full パッケージも入手して下さい。一方で逆は言えません。
- patch の入手は最新の1つだけで十分です。途中のパッチを順々に当てる必要はありません。
インストール
手順は以下の通りになります。なお付属のReadmeファイルを参考にしたインストールで問題なければ従う必要はありません。
ここでは主にインストール上の注意点を紹介しています。
- FfH2バニラの用意
- まずは正常に動く FfH2 0.41o のMODフォルダを用意しましょう。
- Blue Marble for Fall from Heaven 2 との競合が確認されています。共存の方法もありますが、インストールされていないフォルダを用意するのが無難です。
- FfH2バニラフォルダとOACフォルダは共存可能です。共存させる場合はFfH2バニラフォルダを丸ごとコピーして適当な名前をつけることでOAC用のフォルダを用意できます。
- OACには日本語化パッチがマージされているので、用意するフォルダにはパッチを当てていなくても構いません。
- 上書きコピー
- 展開した圧縮ファイルの「Fall from Heaven 2」フォルダ以下を用意したFfH2バニラフォルダに上書きでコピペしましょう。
- patch を当てる場合は full パッケージを上書きした上から更に上書きすればOKです。
- FfH2のMODMODはOACに限らないことですが、FfH2と同じようにインストールする場所に制約があります。すなわち同じ場所に Fall from Heaven 2 という名前でFfH2関連(バニラないしMODMOD)のフォルダが存在する必要があります。OACのフォルダ自体をその名前にしても構いませんが、とにかくFfH2関連でその名称のフォルダが必要です。存在しない状態でゲームを起動すると GFC Error: failed to initialize primary control theme というエラーを出して開始できません。
- 環境設定
既知の問題により戦闘アニメーションを表示するのは推奨されません。問題が解決されるまでは攻撃も防御も戦闘を加速にチェックしましょう。
- 0.56非公式版に限り、この問題は解決されているため対応は不要です。その他のバージョンでは依然として対応が必要です。
- OACはFfH2バニラよりも操作性が向上していますが、環境設定をお好みに変更しておくとより扱いやすいでしょう。なお、環境設定はインストール後すぐに行う必要はないので、一通りプレイしてみてからの実行でも問題ありません。
- Civ4付属の環境設定やカスタムゲームのオプションに新たな設定項目が追加されています。
- BUGMODオプションも追加されています。
- BUGMODオプションの設定はプレイ中に[Ctrl-Alt-O]あるいはメインインターフェイス左上のBUGMODボタンから変更できます。
- ゲーム上での設定変更はOSのUAC(ユーザーアカウント制御)により阻まれることがあります。この場合の対処法はこちらをご覧下さい。
- 推奨する設定:BUGMODオプション → 担当相タブ → sevopedia → 有効にチェック
- ゲームプレイ中もsevopedia (高機能なシヴィロペディア) を利用できるようになります。
- 推奨するのは解像度の高い環境に限ります。1366×768当たりが分水嶺とのこと。
- 個人的にお勧めな設定:オプション → ゲームタブ → 「呪文メッセージの簡略化」と「ターン終了時に自動詠唱」にチェック
OAC用シド難易度
- 内容
- 天帝難易度よりも上のシド難易度が用意されます。天帝難易度でも飽き足りなくなった超上級者向け。
- 配布場所
- 作者のOneDriveに置いてあります。
OAC用シド難易度 フォルダの中にあります。
- インストール方法
- 付属のReadme.txtをご覧下さい。
なおインストールすることで従来の天帝難易度が利用できなくなるので、上書きするファイルのバックアップを取ることをお勧めします。
4GB Patch
ゲームの起動ファイル (Civ4BeyondSword.exe)に当てることで4GB以上のメモリを認識できるようにするPCゲーム用汎用パッチ。プレイ後半の動作が重くなってきたころに発生するCtDを回避できるケースが存在する模様。
非公式・非公認かつ通常のMODの範疇に収まらない起動ファイルの変更なので自己責任で利用すべし。最低限バックアップはしっかり。動かなくなっても泣かない。現状に不満がないなら利用しないのが無難。
環境に依らずインストール可能だが、実用に値するのは64bitOSかつ8BG以上のメモリを搭載したパソコンとの報告がある。他にもググれば注意点やインストール方法に関する情報が集まります。
配布場所: NTCore's Homepage (英語サイト)