OAC/複雑な要素の解説
複雑な機能の解説
他文明の要素を利用する手段
文明固有の要素を他文明が利用することができる手段がいくつか存在する。
ver.0.30d
- 他文明の固有ユニット・固有建造物の扱い
- OACではユニット捕縛の方法も機会も増加。折伏・調教・蒐集などで別文明の固有ユニットを奪える。
- ただし他文明のユニットや建造物を手に入れたところで全ての能力を使用できるわけではない。
- ユニットの持つ種族や効果、あるいは固有の呪文や技能は文明に縛られていることがあるため。
- 例として吸血鬼の能力の内、血の饗応だけはカラビム文明に固有の呪文であるため他文明では実行不能。
- 固有データのページにおける固有呪文・技能の項目では文明付属とユニット付属を別表記してある。ユニットに固有と表記してある場合は文明縛りなし。
- 寛容志向
- 奪った都市の都市生産物が、元々の持ち主である文明の都市生産物と同一になる。なお都市表示に元の文明名が追加表記される。
- これにより文明固有のユニット・建造物を生産可能。ただし文明の英雄(世界ユニット)や大儀式は生産不能。
- 生産ユニットは元の文明で与えられる種族や効果を得る。
- 多様志向
- ユニットと種族が特定の組み合わせで生産された場合は特定のユニークユニットに姿を変える。
- モッカの大釜
- 永久同盟
- テクノロジーを共有する。そのため海洋志向や蒸気機関なども利用可能。
- 動力炉は蒸気機関が必要だが文明との結びつきはないため、永久同盟で建設可能になり得る。
同一ターンに複数の行動をとる手段
OACにおいては戦闘・間接攻撃・呪文・技能は同一ターンにいずれか1度しか行動できない。
すなわち、いずれかの行動をとった場合は、そのターンではいずれの行動も行えなくなる。
制限がないのは移動のみである。
ver.0.20
ただしこの制限を回避できる効果や昇進、技能がいくつか用意されている。
今回、下記の能力によってどのように制限回避が可能なのかを実験してみた。
- 電撃戦
- 昇進。その他いくつかの装備品(オルタスの斧など)や効果によって同様の能力がもたらされる。
- 攻撃済みのターンに再び攻撃が可能。召喚したユニットに電撃戦の昇進を与える。
- 再詠唱
- 技能。詠唱者の昇進によって毎ターン与えられる他、精神統一の効果によっても与えられる。また呪文の杖も、ほぼ同等の効果。
- 詠唱者の昇進は詠唱志向により、精神統一の効果は達人の効果によって確率でもたらされる。
- 実行者は再詠唱の技能を失う。術者はこのターンに再び呪文を詠唱可能。なお精神統一によってもたらされた場合には精神統一を失う。呪文の杖も同様。
- 高速詠唱
- 種族や効果によってもたらされる特殊能力。
- 種族:化身・幻影・サテュロス・植物・天使・魔族および効果:吸血鬼・血統・○○ドラゴン、そして世界ユニットなどに付随。
- 同一ターンに戦闘と呪文の両方を実行できる。
- 実験方法
- 実験にはWBを用い、電撃戦は昇進、再詠唱は精神統一、高速詠唱は化身によって与えた。
- ユニットは呪文詠唱と間接攻撃に使い勝手の良い火弓隊を使用。
- 十分な移動力を与え、戦闘・間接攻撃・呪文・技能いずれかの行動後に、いずれの行動を行うことができるか挑戦。
- 呪文は炎や肉体の魔法。技能は傭兵を募る・秘薬の使用・身を隠すを行った。
- それぞれの能力を与えない場合と与えた場合でどう変化が出るかを記録した。
- 実験結果
- 能力を一切与えない場合は、事前実験の通りいずれの行動の後も、一切の行動ができなかった。
- 電撃戦を与えた場合
- 戦闘および間接攻撃は何度でも行える。ただしその後に呪文や技能は実行できない。
- 呪文や技能の実行後は一切の行動ができない。
- 再詠唱を実行した場合
- 再詠唱は技能であるために、それ自身の実行が必要。
- 戦闘および間接攻撃の後は再詠唱の実行ができない。当然ながら一切の行動不可。
- 呪文の後は再詠唱の実行が可能。その後は呪文や技能だけでなく、戦闘や間接攻撃を含む全ての行動が可能となった。
- 驚いたことに技能の後も再詠唱の実行が可能。その後も全ての行動が可能。
- 高速詠唱を与えた場合
- 戦闘や間接攻撃の後には、呪文と一部の技能が実行可能。当然戦闘や間接攻撃は不可。
- 呪文や技能の後は戦闘のみ可能。呪文や技能はもとより、間接攻撃もできなかった。
- なお戦闘後にできなかった技能を順番を逆にして、技能->戦闘とした場合には問題なく実行可能。
- 複数与えた場合
- まとめ
- 電撃戦は戦闘と間接攻撃にのみ適用。ターン内に何度でも実行可能。呪文や技能は使用してはならない。
- 再詠唱は呪文および技能の後に実行可能。全ての行動制限を撤廃させる。
- 高速詠唱は間接攻撃および技能に不完全な適用がされている。技能および間接攻撃は能力を一部利用可能。戦闘と呪文に関しては問題なく、同一ターンに両方実行可能。
- おまけ
- 再詠唱と呪文の杖は同一ターンに使用可能。併せて用いれば1ターンに実に3度の同一呪文の詠唱が可能。
- 詠唱者と精神統一両方を持っていても再詠唱ができるのは1ターンに一度だけ。
- 電撃戦と同様の能力を与える効果などは、召喚ユニットには電撃戦を与えない。
- 技能は高速詠唱関連以外でも発動条件がごちゃごちゃしてわかりづらい。実験時にも泳ぐの技能に困らされた。
周囲のユニットにボーナスを与える改善
駐留ユニットや周囲のユニットに防御・戦闘・回復ボーナスを与える改善が幾つか存在する。
ver0.30d
オディオの牢獄
- 効果:+25%戦闘力(3タイル以内の全てのユニット)
- まずタイルの直上では戦闘力ボーナスは機能しない。
- さらに通常、周囲のタイルでの戦闘力ボーナスは実質機能しない。
- 3タイル以内のタイルで戦闘する全てのユニットに攻撃・防御限らず戦闘力ボーナスが与えられる。
- 攻撃側も防御側も平等に与えられるため打ち消しあう。
- 改善が片方の文明圏に属している場合は、保持している文明に一方的に有利になる。
- 改善が文明圏に存在する場合は保持している文明のユニットにのみ戦闘力ボーナスが与えられる。
- この場合戦闘しているタイルが文明圏である必要はない。
- また敵ユニットに改善を占拠されていても効果に変化はない。
- 改善が第3者の文明に属している場合は、中立の場合と同じ。
- 文明圏に保持している文明にしか効果はないため、どちらのユニットもボーナスを得られない。
砦・城・城塞・要塞
- 効果:戦闘時に都市として機能。+??%防御ボーナス-----?の値は改善ごとに異なる。
- 改善が駐留ユニットの文明圏あるいは中立地帯にある場合は都市機能、防御ボーナス共に機能する。
- 都市防御ボーナスや都市攻撃ボーナスなどが有効。
- ただし、鷹の搭載には文明圏と敵ユニットに占拠されていないことが必要。
- それ以外のタイルの改善に駐留している場合は都市機能、防御ボーナス共に機能しない。
- 防御側のボーナスはもとより、改善を文明圏内に収めた攻撃側も都市攻撃ボーナスを得られない。
- 効果:+??%戦闘力(?タイル以内の全てのユニット)-----?の値は改善ごとに異なる。
- 改善が文明圏に属しており同じ文明圏で戦闘する場合のみ有効。
- ボーナスを得られるのは属している文明のユニットのみ。攻撃時にもボーナスを得られる。
- ただし敵ユニットに改善を占拠されている場合は効果がなくなる。
- 効果は他の戦闘力ボーナスを与える改善と重複しない。
- 改善が中立地帯や第3者の文明圏にある場合は機能しない。
その他の地上の地形改善
巣窟などから得られる防御ボーナス、ゴブリン砦や丘巨人の縄張りなどの戦闘力ボーナスも砦と扱いは同一。
文明圏に取り込んでしまえば有効活用も可能。
海賊の隠れ家・海賊の砦・海賊の港町
- 効果:都市としての機能を持たない。他は砦などと同一。なお戦闘力ボーナスは陸上でも受けることができる。
なお詳しく調べてはいないが回復ボーナスも防御ボーナスと同じ扱いだと思われる。
不可視
不可視の能力が整理・拡張された。
ver.0.30d
- 不可視には擬態と隠密の2種類がある。
- 基本的に不可視を持つユニットは対応する視認可能を持つユニットにしか見えない。
- 行われるのは一時的な可視化であり、可視化中は通常ユニットと同じ対応になる。
- また露見やディエス=ディエイにより無効化される。至光なる天空を相手にする場合はほとんど機能しないと考えて良し。
- 擬態の不可視に関してはさらに以下の手段で無効化される。
- 蛮族ユニットである場合は文化圏により無効化される。
- 戦闘したターンは効果が解ける。間接攻撃でも同様だが呪文・技能は問題なし。
- [不可視:擬態]を持つ主なユニットはレンジャー・魔獣使い・サテュロス・巨大蜘蛛・ブラックウィドウ・森番IIの昇進を持つユニット。
- [視認可能:擬態]を持つのはほぼ全ての偵察ユニットおよびその代替と鷹などである。
- [不可視:隠密]は基本的に特殊効果によりもたらされる。
- 不可視の効果:影法師や影の手、ミキストリなどが持つ。エススの枢密院は祭殿効果で領内では不可視が機能する。
- 身隠しの効果:隠れる技能やシダーの世界呪文などで獲得可能。ただし戦闘などの行動で効果は失われる。
- [視認可能:隠密]を持つユニットを一部あげる。
- 浮遊する目:擬態を視認可能な鷹と対応関係にある。
- 昇進:看破の目を持つユニット。
- 狙撃手:対偵察ユニットボーナスも相まって、影法師の強力なアンチユニット。
- 輝ける衛士・ラタ:至光なる天空は固有神術や祭殿でも看破可能。
- オーリアリス:都市の外では偵察ユニットを狙撃可能。別にアンチ能力無いよね?
- ノービアイの固有攻城ユニット:センサー搭載!!
- その他
- 金舌のプレモク、人魂は全ユニットに不可視。露見なども効果なし。
死亡判定をうけたユニットの行き先
死亡判定を受けたユニットが複数の行き先を持つことは無くなった (捕食は除く)。
例)モッカの大釜で転生したユニットは魂の溶鉱炉にくべられることはない。
優先順位を一部調査した結果を報告する。
ver.0.25a
- 逃走
- 戦闘勝利扱いにもならない。文明の戦闘経験は上昇せず、逃走された場合は経験値も入らない。
- 捕縛
- 奴隷化
- 捕食の能力を持つユニットは奴隷として捕らえることをせずに貪り食う。
- 復活
- 不死身や偉大な指揮官の統率などにより与えられる。
- レベル・経験値・昇進を持ち越して、瀕死の状態で首都に帰還する。
- モッカの大釜
- 50%の抽選に外れた場合は下位の行き先を取り得る。
- 捕食を受けたユニットは適用されない。その他の詳細はモッカの大釜の項目に記載。
- 魂の溶鉱炉
- 捕食されたユニットはモッカの大釜で転生することがないために、その他の条件を満たせば魂の溶鉱炉にくべられることになる。
- 転生
- 天使化やマネス化など、レベルや昇進が初期化される自動生産。
- 捕食に関して補足
- 捕食は狼人間やロシャ・ヴァラスなど一部のユニットが持つ能力。
- 優先順位としては捕縛と奴隷化の間に位置する *1。
- ただし捕食は下位の順位の内、奴隷化とモッカの大釜による転生のみ無効化する。
- なおいずれも半獣のデュイン男爵により検証した結果のため、他の捕食では別の結果が出る可能性もあり。
モッカの大釜
持ち運び可能と適用範囲の大幅拡大により使いやすくなった。
ver.0.30d
- 転生の適用範囲
- 生物ユニットに限る。
- 転生が適用されるタイルは保有する全都市およびその都市圏(文化圏内)である。
- 適用されるユニットは50%の確率で転生成功。
- 死亡ユニットの所属は無関係だが、通知されるのは保有ユニットの死亡時のみ。
- 捕食された場合は適用されない。
- 転生したユニット
- 種族は一律魔族。後述する骸骨や腐った死体も例外ではない。
- 50%のダメージを受けており、転生ターンには行動不能。
- レベル・経験値・昇進などはリセット。
- 転生先のユニットは兵科と世代*2から決定される。兵科ごとに世代の低い方から列挙する。
- 偵察ユニット:斥候・地獄の番犬・暗殺者・魔獣使い
- 白兵ユニット:骸骨・腐った死体・勇士・バロール
- 弓術ユニット:弓兵・長弓兵・弩兵
- 騎乗ユニット:騎乗兵・戦車兵・死の騎士
- 信奉ユニット:ヴェールの狂学者・ヴェールの儀式官・幻霊
- 秘術ユニット:インプ・魔術師・リッチ
- 動物・魔獣ユニット:斥候・地獄の番犬・暗殺者・アガレスの魔獣
ただしモッカの大釜を設置している間は魂の溶鉱炉の発動効率が悪化する。
また国籍秘匿が味方都市直上では機能しなくなったため、利用する場合は都市圏で仕留めよう。
即時生産
即時生産の手段として人口消費(奴隷制など)と国庫消費(ギルド制など)、ユニット消費(キルモフの兵士)がある。
一方で社会制度や建造物、志向などにより多数の修正が存在する。
即時生産にこれらの修正がどのように影響を与えるのかを調査した。
ver.0.48d
- 即時生産手段について
- 人口消費
- 奴隷制または血と生贄の社会制度の採用により実行可能になる。
- 人口1人につき40が生まれる。
- 1度の実行により+1が10ターンの間追加される (残り火一族やクアリは固有建造物により期間短縮可能)。
- 勝利条件に関わる建造物の生産には利用不能。
- 国庫消費
- 軍事国家またはギルド制または栄光または連峰制の社会制度の採用により実行可能になる。
- 4から1が生まれる。
- 勝利条件に関わる建造物の生産には利用不能。
- ユニット消費
- キルモフの兵士が実行可能。生産にはキルモフのルーンを国教に据える必要がある。
(奴隷やドリュアスなども実行可能だがここでは触れない)
- ユニット1体に付き45が産み出される。なおキルモフの兵士の生産コストは90のため半分に減る計算。
- 0.48b以降は産出35、生産コスト75となる。
- ユニット生産には利用不能。
- 消費により生産物が完成する必要はない。
- 修正について
- 特定利用方法によるペナルティ
- 投入生産物への蓄積の一切無い状態で利用するとコストが1.5倍に上昇する。遺産建設に利用するとコストが2倍に上昇する。
- 人口消費と国庫消費は修正を受ける。一方でユニット消費は修正を受けない。
- 一般修正
- 鍛冶屋(+25%)や連峰制(+10%)などにより与えられる、生産物の種類に左右されない修正
- 奴隷制は修正を受ける。一方で国庫消費とユニット消費は修正を受けない。
- 生産物限定修正
- 英雄叙事詩(+100%軍事ユニット)や農地改革(-10%建造物)などにより与えられる、一部の生産物に限定された修正
- 一般修正と同様。ただし溢れた分のには修正が適用されない。
- 溢れた分に関しては実際に利用する次ターンにおいて修正が適用される。
- 即時生産コスト修正
- 残り火一族の宮殿により与えられる。-20%即時生産コスト
- 人口消費と国庫消費は修正を受ける。一方でユニット消費は修正を受けない。
- 建設志向
- -25%建造物コスト
- を投入する前の段階でコストが削減されているため、全ての即時生産が修正を受ける。
即時生産 | 人口消費 | 国庫消費 | ユニット消費 |
特定利用ペナ | ペナ | ペナ | 通常 |
修正 | 修正 | 無修正 | 無修正 |
即時生産コスト減少 | 減少 | 減少 | 対象外 |
建設志向 | 減少 | 減少 | 減少 |
- まとめ
- 人口消費は全ての修正の影響を受ける。人口は通常のと同様に実行都市から捻出する必要があることも含めると、人口一人は40に等しいと考えていいだろう。ただし中はタイル配置や専門家雇用にボーナスがある一方で、人口消費では全く恩恵を受けられないので実行しないように。
- 国庫消費は社会制度や建造物による修正を受けない。軍事ユニット生産には多数のボーナスが存在するので国庫消費は使わずに生産するべき。鍛冶屋など各種修正建造物の建つ都市での使用も無駄が出る。国庫は利用する都市で産み出す必要がないことも考えると、都市の立ち上がり補助に利用するのが良いだろう。
- ユニット消費は利用するときにはほとんど修正を受けない。ユニット生産時の修正は通常通り受けるとこが可能なため、英雄叙事詩や国民国家、軍事国家などと組み合わせれば黒字収支を達成できる。基本的に富生産からの国庫消費よりもキルモフの兵士の生産・消費の方が大きなが得られる。生産が軍事力となり外交や防衛に役立つこともあり利用する価値は高い。不要となったときに換金できる軍事ユニットと考えればよい。
基盤地形と地形上の地物
基盤地形や地形上の地物は様々なタイル修正を表現している。
そして地形上の地物は必ず基盤地形の上に生成される。このとき地物の下にある基盤地形のタイル修正が有効かどうかを検証した。
ver.0.36a
- 覆地物
- 地物の中には地形効果を覆す効果を持ったものがある。これを便宜上ここでは覆地物と呼ぶ。(造語)
- 覆地物を列挙する。
- 氾濫原・黒の氾濫原・水晶原・沼・悪霊の地・死の灰・活火山・虚空・歪んだ空間
- 覆地物は他の地物と比べて上書きする修正値の種類が多い。
- 例示
- タイルによる戦闘力修正を考える。
- 砂漠の民は+20%戦闘力(砂漠)の効果を持っている。地物がある場合にもこの修正値が有効かどうかを判断する。
- 砂漠 :当然有効。
- 砂漠・丘陵 :やはり有効。丘陵が修正を上書きする例を知らない。ゆえに検証において無視する。
- 砂漠・灌木林:有効。灌木林は覆地物ではない。なおバニラでは無効化していた。
- 砂漠・氾濫原:無効。氾濫原は覆地物になる。氾濫原は砂漠ではないという判断。覆地物設定の意義はそこにある。
- 調査
条件 | 移動コスト | 防御ボーナス | 戦闘力 | 進入不可 | 倍速移動 | 呪文前提 | パン産出 | 労働効率 |
地物なし | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 |
通常地物 | 無効 | 無効 | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 |
覆地物 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 有効 | 有効 |
- 活用
- この調査の意味は黄色く強調したマスの利用にある。
- バニラにおいてはこのマスも覆地物と同じ結果を示していた。一方OAC(DAR)では地物がない場合と同じように地形の修正を受ける。
- これによりまず持って報われるのは寒冷種/砂漠の民と言える。バニラでは凍土/森林で寒冷種はボーナスを得られなかった。
砂漠/灌木林での砂漠の民も同様。しかしOACではボーナスを得ることができる。
- その他に恩恵を受けられるユニットとして火炎抵抗・冷気抵抗・竜人・フロストリングなどがある。
- もう一つ青く強調したマスの影響で氾濫原では砂獅子を召喚できない。
海上封鎖・海上巡視
海上巡視の機能が大幅拡張。敵対する海上ユニットによる荒らし行為への対抗策として利用可能。
海上封鎖と海上巡視の及ぶタイルはユニットのと海域の地形によって変化する。
どうやらユニットが1ターンの間に移動して戻ってこられる範囲を目安として決定した模様。
効果は沿岸タイルに及ぶ。そのため沿岸都市にとって重大な効果をもたらす。
ver.0.32
還魂術
召喚術師の昇進を持つ者は、都市の人口を消費して一部の英雄を味方として復活させることができる。実行時にはその他小規模の荒廃や地獄の侵蝕の発生が起こる。
ver.0.40
- 復活させることのできる英雄[遺物]
- オルタス[オルタスの斧]
- ハイボレム[ゲラ]
- 赤炎竜アケロン[竜の財宝]
- アルマゲドン四天王[初期装備品]
- ステファノス[折伏の王冠]
- ブーボーズ[いくさ丸]
- エルシニア[アセイミー]
- 死の案内人[霊魂の杖]
- 復活のために用意する必要のある物
- 対象英雄の遺物
- 指導者の邪悪属性
- 実行者となる召喚術師の昇進を持つユニット
- 実行都市となる規定以上の人口を持つ自国都市
- 前提となる人口は復活させようとする英雄が強力であるほど大きくなる。
- 前提となる人口は次元界の門が実行都市に存在することで減少する(オルタスの還魂を除く)。
- 前提となる人口は実行都市が首都である場合に増大する。首都破壊を避けるための措置であり、このとき次元界の門の存在は無視される。
- ハイボレムの還魂に限り地獄の軍勢文明ではないこと
- 対象英雄の死は条件に入らない
- 実行結果
- 対象英雄の生産
- オルタスには電撃戦・無双が与えられ種族は屍人に変化する。また蛮族文明以外の操るオルタスは戦闘勝利の際に特典がある。
- ハイボレムには電撃戦・無双が与えられる。
- アケロンには人食いが与えられ種族は屍人に変化する。
- 実行都市の人口減少(都市人口以上に減少した場合は都市破壊)と荒廃が発生
- 生贄となる人口と荒廃の規模は復活させようとする英雄が強力であるほど大きくなる。
- 生贄となる人口と荒廃の規模は悪魔の供犠台が実行都市に存在することで減少する(オルタスの還魂を除く)。
- 人口減少と荒廃は休耕志向により防ぐことはできない。
- 実行都市周辺1タイル以内に地獄の侵蝕が発生
- 使用した遺物の破壊
英雄 | 遺物 | 前提人口 | 消費人口と荒廃の規模 |
通常 | 次元界の門 | 首都 | 通常 | 悪魔の供犠台 |
オルタス | オルタスの斧 | 3 | 3 | 7 | 3 | 3 |
ハイボレム | ゲラ | 5 | 3 | 9 | 7 | 3 |
アケロン | 竜の財宝 | 8 | 5 | 12 | 10 | 7 |
アルマゲドン四天王 | 初期装備品 | 12 | 8 | 16 | 15 | 10 |
- 考察・まとめ
- 占領都市を生贄とするのが基本になる呪文。遺産が無く場所も重要でないような使い道のない都市が狙い目。
実行における都市破壊はむしろ望むところ。都市破壊による外交ペナルティもなく叛乱中でも実行可能なので有り難い。
もしも都市人口が多すぎて実行で破壊できない場合は叛乱鎮圧後に人口調整を行えばいい (カラビムならばもっと簡単)。
結局の所、次元界の門も悪魔の供犠台もほとんど無意味。
- 確保が最も大変な前提は召喚術師になる。英雄秘術ユニットか召喚志向の所持がほぼ必須。
そして指導者の属性が邪悪でない場合は蒼褪めたヴェールを採用する必要があり(ラーナを除く)宗教秘術英雄が利用できない。
なお召喚志向の指導者に率いられたロキならば占領も人任せでよい。ただし叛乱中には騒乱が行えないので多少面倒。
- 還魂した英雄はいずれも非常に強力で、獲得が遅すぎなければ単騎で無双が可能。
- オルタスはギルデン並に早期に獲得できる英雄ユニットであり、電撃戦に加えて屍人固有の昇進により単騎での連戦に非常に強い。
利用時期的に指導者の邪悪属性と召喚志向の所持が必須で占領都市を使いづらいが、生贄が少なくて済み回復も早いので実行が可能なら迷わず実行していいレベル。
- ハイボレムは討伐時期によって利用価値が変わるが、どのタイミングでもハイボレムの微笑が実行可能なのは魅力的。
討伐の流れから地獄の軍勢の首都が生贄として順当。休耕志向でもなければ多すぎる人口を養えずに飢餓状態に陥るので還魂術で利用してあげよう。
ちなみに大量の偉人が定住している場合が多いため、都市破壊は望むところではない。
- アケロン都市制圧は高難度AIでも手こずることが多いので、その気さえあれば遺物はほぼ手に入る。実行も制圧後のアケロン都市そのものを使えばいいので単純。
問題は竜の財宝の遺産としての強さにある。アケロンが英雄の効果を持たないこともあり、還魂するよりも遺産として使った方が役に立つ場合が多いかも。
- アルマゲドン四天王はいずれも飛行に加えウォーマシンと同じ自動改善破壊能力を持っているため、ライバルの内政を大いに妨害できる。
戦闘力も高く英雄の効果も持っているため大事に使えば戦闘でもかなりの戦果を上げられる。後は装備品とユニットの能力から個別に判断しよう。
生贄がかなり多く必要なので占領都市を使うべし。
- オルタスの戦闘勝利特典
- 野生の触れ合いを持っているならば狼人間を取得する可能性がある。
- 既に狼人間を持っているならば60%の確率で飢えた狼人間を生み出す。
- 狂信を持っているならば吸血鬼を取得する可能性がある。
- 既に吸血鬼を持っており相手が生物ユニットであるならば不死身を得る。
- 軍馬を持ち機動力Iを取得しているならば駿馬を取得する可能性がある。
- 光学を持っているならば接舷攻撃を取得する可能性がある。
- 動物の極意を持っているならば魔獣調教・炎II・恐怖を取得する可能性がある。
- 既に魔獣調教を持っているならば炎IIや恐怖を持っていなくとも発動しない。
- 弓術を持ち教練IVを取得しているならば器用・森番IIを取得する可能性がある。
- 既に器用を持っているならば森番IIを持っていなくとも発動しない。
- 医薬を持っているならば衛生兵I/II・病気無効を取得する可能性がある。
- 既に衛生兵IIを持っているならば衛生兵Iや病気無効を持っていなくとも発動しない。
- 怪力・武勇を取得する可能性がある。テクノロジー条件が無い代わりに発動確率が低い。
- 既に怪力を持っているならば武勇を持っていなくとも発動しない。
- 昇進セットの取得可能性はそれぞれ20%。ただし怪力・武勇セットのみ3%となっている。
- 取得可能性のある昇進セットが重複した場合はどれか1つがランダムで選ばれる。
ゲラ拾得
プレイヤーがゲラ(ハイボレムの初期装備品)を手に入れたときに、その使い道を決めるイベントが開始される。
以下イベントのネタバレが含まれているので注意。ストーリーを大切にする人は読まないが吉。特に2本線以降は注意。
誤った選択をしたくないのでプレイ前に攻略本を読むタイプの方は続けてどうぞ。
ver.0.49d
- 選択肢
- 対応する名所旧跡*3・文明が存在しない場合には選択不可
- そのまま武器装備として利用
- 涙の池にて浄化
- 大渦潮から海底に投げ捨てる
- マーキュリアンの門にてバシウムに処理を任せる
- 熾天使の火葬に投げ込んで破壊
- 暴かれた玄室の書物で強大な魔力の利用法を探る
- 天界の鏡で長い時間をかけて正しき力に変換する
- 選択後のイベント進行
- ゲラを装備したユニットをそれぞれ選択した場所に連れて行くことでイベントが進む。「そのまま」を選択した場合はイベント終了。
- 選択したイベント以外の場所へ連れて行ってもイベントは進まない。選択の保留や再選択は不可。
ただしイベント進行を諦めてそのまま武器装備として利用するのは問題ない。
もしそれぞれの位置関係などを確認したいならばゲラの取得前にどうぞ。
- 「ゲラの取得」は落下しているゲラにユニットを移動させたときに行われる。
攻撃するタイルの最後の1人がゲラの装備者である場合も同様。
ただし中立文明に属している落下ゲラに関しては機能が働かずに拾えてしまうため注意。
- 「そのまま」を選択
- イベントは終了。存分に使ってあげて下さい。
- ゲラ:装備品。電撃戦の効果、+2(不浄)
- 「涙の池」を選択
- ゲラは涙の矛に変化する。
- 涙の矛:装備品。電撃戦の効果、+1親和力(生命のマナ・自然のマナ・水のマナ)
- 全世界で荒廃が起きて全生物ユニットが軽い上限無視の死ダメージを受ける可能性がある。
- イベントプレイヤーの国教が緑葉の同胞ならば20%、それ以外ならば50%の確率で発生。
- 「大渦潮」を選択
- イベントプレイヤーの国教が深海の旧支配者であるならばユニットが贈呈され、ゲラは装備者もろとも失われる。
- 贈呈ユニットは黄泉の番人が4体と英雄/水上歩行を持った深海の盲信者が1体。
- イベントプレイヤーの国教が深海の旧支配者でないならば世界中の水タイルに蛮族が発生し、ゲラは装備者もろとも失われる。
- 発生する蛮族は黄泉の番人と水上歩行を持った大海蛇(移動力2倍!)。いずれも野生動物蛮族に所属。
- 「マーキュリアンの門」を選択
- このルートに限り選択タイルに移動するだけではイベントが進行せず専用の呪文を唱える必要がある。
- ゲラは失われる。
- 英雄の効果を持つ天使が1体与えられる。
- -10
- 「熾天使の火葬」を選択
- 熾天使の火葬は破壊される(炎のマナは残る)。そしてゲラが凍てついた焔に変化する。
- 凍てついた焔:装備可能な世界遺産。都市に設置することで、混沌のマナ/不可逆のマナ/炎のマナを1つずつ供給する。
さらに+100%軍事ユニット生産。ただし+3。
- ゲラは失われ、世界中に無色のマナが新たに配置される。
- 「暴かれた玄室」を選択
- ゲラは失われる。
- 全都市で人口が2人失われる(人口3以上の都市に限る)。都市毎に40%の確率でマネスが1体与えられる。
- 「天界の鏡」を選択
- ゲラはソルに変化する。
- ソル:装備品。電撃戦の効果、+2(神聖)、+1親和力(太陽のマナ)
- 地獄の軍勢がいるならば地獄の軍勢に宣戦布告。
- 周囲2タイル以内のユニットのいない平地タイルに高確率で地獄の業火が出現。同時同地点に敵国の魔族勇士が出現。
- 敵国:地獄の軍勢がいるならば地獄の軍勢いないならば魔族蛮族
以上イベントのネタバレが含まれているので注意。ストーリーを大切にする人は読まないが吉。
相当数の試行の結果、奴隷化は起きなかった
昇格ツリーにおける列と概ね一致
この時点で探索からの回復中である名所旧跡はルート選択不可。ただしルート選択後なら探索からの回復中である名所旧跡でもイベント進行可能。